グレーゾーンのなかで

 

ダイレクト通販系のECサイトは、さながら生き馬の目を抜くがごときのシビアな世界で、ちょっとした広告バナーのクリエイティブやら文言やらで、きのうの売上が、きょうは倍になったり半分になったりする恐ろしさを秘めているのだそうです。

 
まさに、究極の「超短期ROI」の世界。特に、健康食品、いわゆる「健食」系分野の競争は激しく、担当者は日々、広告効果や収益の数字と向き合いながら仕事をしています。
 
さて、そうした中、リスティング広告に連動したリターゲティング・バナー(以下リタゲ)のクリエイティブに、不適切な要素があったのではないかと、ソーシャルメディア上で炎上しています。
 
 
 
個人的には、半角スペースを入れている時点で意図的なものが見え、これは完全にアウトだと思うのですが、リタゲという広告手法については、まだ規制やルールが追いついていないグレーゾーンであるため、前記のようなプレッシャーに晒されている担当者や代理店のメンバーが、つい「やりすぎて」しまうようなことが起こるのも、それはそれで理解できるような気がします(是認しているわけではないです)。
 
一般に、ソーシャルメディアの運用は、広告とはスパンの違う長期的なROIに基づくべきだ、とされ、実際にそうと理解されていることがほとんどだと思います。しかしながら、時として喫緊の必要性が優先されるケースもあり、また広告出稿と連動した運用を推奨されている(Facebookなど)現在では、このような陥穽におちいってしまわないよう、しっかりと意識を持って自制していくことが必要ですね。そのためにも、ソーシャルメディアのガイドライン作りとその徹底は、とても意味のあることだと思います。