Youtuberへの逆風

ひところ、華やかにもてはやされた、Youtuber (ユーチューバー)の一部に対し、逆風が吹いているようです。

 

2ちゃんねる以来のネット論客、やまもといちろう氏に「刺された」格好になるマックスむらい氏や、このたび、個人の価値を株式のように売買するプラットフォーム「VALU」で、「売り逃げ」と批判され大炎上したヒカル氏。マックスむらい氏の率いるAppBankは創業以来の赤字を計上、ヒカル氏にいたっては、多くのユーザに支持されていた自身のチャネルを閉鎖、また所属するマネジメントグループも解散の憂き目にあうなど、単なる炎上騒ぎに収まらない大損失を受けています。

 

もちろん、明らかな違法行為や反社会行為などはそのような場合もやってはいけませんが、「VALU」のような、どのようにも解釈されうる新しいメディアで、なにか目立つ行動を取ろうとするときには、影響力のある人は慎重になるべきです。以前にも触れたとおり、比較的低年齢層のファンに支えられていることの多い人気Youtuber 達の行動が、ひとたびそれよりも上の年齢層の逆鱗に触れてしまった場合、Youtube以外のメディアでサンドバッグ状態になってしまい、肝心のYoutubeチャネルをフォローしているユーザのかなりの部分は、何が起こっているのかじゅうぶんに把握できずに混乱するといった、痛々しい現象なども見られるようです。

 

そのいっぽうで、人気Youtuber やインスタグラマー等を多く抱えるマネジメント事務所、「UUUM」(ウーム)は、創業以来わずかな年数で上場を果たしています。人気のすそ野は相変わらず広いのですが、そうした新世代のコミュニケーターは、かなり若い年齢層の人々が多く、周囲に関わるプレイヤーも同様に若いことが多いと思われるため、もしかしたら居心地のよい、仲間同士のクローズドなコミュニティでのやり取りだけで、次の行動を決めているようなことはないでしょうか。ある程度の影響力を持ったインフルエンサーにとって(企業アカウントも同じです)、人気の源泉は若い世代のユーザかもしれませんが、マネタイズをはかる際は主として中高年齢層を含むオールド・エコノミーにリーチしていかないといけないはず。新しい一手を打つ際は、「おじさん」や「おばさん」がどう思うのかを、きちんとリサーチしないといけないかもしれません。