台風一過

(Facebookより)

 

超巨大な台風21号が日本列島を襲って一夜過ぎました。

列島に残した爪痕は大きく、数名の犠牲者を含む痛ましい被害が出ましたが、筆者の身の回りでも、関西の知人宅が大和川の氾濫で避難したり、関東の知人宅の強化ガラスが飛散物で壊れそうになったり、さまざまな「実況中継」がFacebookのタイムラインでなされました。

ライブ感というか、ライブそのものなので、タイムラインに映し出される現実に圧倒されてしまい...しかし、遠く離れた知人の安否を気遣いつつも何も手助けできない、忸怩たる思いを噛み締めていたのも事実です。

「がんばれ」「気をつけて」などといった言葉による応援をすべきなのかもしれませんが、大変な状況下でかえって相手に手間をかけさせるのではないかという懸念から、けっきょく、「悲しいね」ボタンを押しただけで、あとは見ていただけ。まあ、ただ、それがもっとも一般的な身の処し方でもあったようです。

そして翌日、タイムライン上に踊ったのは、以下のお知らせ。

災害支援ハブ (Facebook)


「・・さんがあなたの安否を気遣っています」「・・さんが無事を報告しています」このようなアラートがひんぴんと飛び、たいへんな状況になりました。

これは、つい1ヶ月ほど前に新設されることがリリースされた、Facebookの「災害支援ハブ」という機能、ないしサービスです。スマホではJアラートの存在感(?)が話題になりましたが、こちらは、起こった災害等におけるセーフティチェックを行うのが主眼になっています。特徴は、そうした情報の共有以外に、寄付活動をシームレスに展開できるような流れが作られていること。正直なところ、(甚大であったとはいえ)かつての震災などに較べればまだ被害は多くの人にとって対応可能な範囲にとどまった今回の台風ですが、それこそ、かつての震災級の自然災害や、ミサイルの着弾や大規模テロ等、考えたくもないような大事件が起こった場合、迅速に支援の流れができるというのは、もちろん、「社交場」「互いの交流の場」として存在しているソーシャルメディアのあり方として、最大限ポジティブに評価すべきことでしょうね。

ただ、用語の翻訳がこなれていなかったみたいで・・・自分の安否を報告する、しないの選択を行う際、しないという選択肢が、「自分には関係ない」となっていました。やや、強めな日本語なので、別の意味合いを読み取る人も多く、多少タイムラインで揶揄されました(すいません、個人的に私もしました)。

こうした、海外サービスの「こなれない」機能を使う際、本来のサービスの真面目な意図を汲み取って、きちんとした向き合い方を心がけるべきですね。特にオフィシャルのソーシャル・アカウントを運用しているときなど、多少タガが外れて、ふざけるべきでないときにふざけてしまって炎上するようなケースも過去にありました。

多少の自戒を込めて、記しておきたいと思います。