浮島に取り残されて

 

Instagram Storiesをメディアとして盛り上げようとしている会社についてのこの記事を読んでいて、いろいろ思うところがありました。

 
 
「ユーザーのコンテンツの視聴経験をする場所がモバイルにシフトした」ことは、もはや誰もが知る常識ですが、
 
「Wi-Fiで高スペックなMacを使う行為って、逆におっさん臭い」
「パケットでiPhoneを駆使して使っている方が今のデジタルっぽい」
「面白いのは私たちが今若い世代にもPCの使い方を教えている<中略>彼ら、全然PCは使えないんです。やっぱりスマホ」
「若者たちが体験できるエンタメのフォーマットって増えてきて趣味が多様化している」
 
こうも、モバイルシフト(済)の若者界隈の現実をたたみかけられると、どことなく、胸がざわつくのを感じます(笑
 
何故ならば、現在わたしは、とある日本のレガシー企業(誰もが知る日本の基幹大企業です)のデジタル・マーケティングに関わっているからです。BtoB分野なので、上記のようなBtoC向けのモバイルシフトなぞ全く関係なく、ひたすら、PCで画面を覗き込んでいる「企業のおじさん」たちにどのようにメッセージを届けようか、自社のオウンドやソーシャルメディアに来訪してもらおうか、そして彼らをどのようにもてなして、どのようにコンバージョンさせようか・・・日々そのような議論をしているからです。
 
そもそもが、PCで閲覧しているブラウザが、まだ半分くらい、Internet Explore だったりします(頭がくらくらしますね)。
 
もちろん、日本のBの現場でも、モバイルの浸食の勢いはどんどんと増しています。しかし、一方で、浸食にあらがう、孤立した浮島のように、旧態依然としたインターネットの(そしてソーシャルメディアの)閲覧環境がポツリポツリと残り、もはや、避難しようもない被災者のような、旧人類たちがそこに座っている・・・そんな絵が頭に思い浮かんできます。
 
こんな仕事をしていても、年齢的には、わたしはもはや旧人類。先端のスピード感に遅れないために、意識的にパワーを使わなければいけません。難儀な事ですが、これからもがんばって参ります(笑)