キャラクターたちの明暗(1)

 

相変わらずソーシャルメディアにおけるバズの起点として、Twitterがその存在感を見せつけています。

 

(吉野家Twitterより)

 
つい最近、話題になった「ニクレンジャー」の件はご存知でしょうか。こちらは、吉野家アカウントの「中の人」が、ボツ企画として書いたツィートに、おなじ外食業界の他企業(ライバル含む)が次々と乗っかり、それぞれ特徴的な戦隊ヒーローを追加して、ボツだったはずなのに、なんだか戦隊編成が完了しちゃった、という流れになったものです。
 
 
 
 
・・・ノリによる自然発生的な(?)コラボレーションで、こうした、企業の枠にとらわれない、目先の利害を超えた関係性が自然発生的にできるところがソーシャルメディアらしい、日本企業もまだ捨てたもんじゃない・・・と絶賛の嵐で、このままだとソーシャルメディアにおける企業コラボの成功例として記録されてしまいそうな感じもします。
 
ただ、頭が古いうえに根性のさもしい筆者は、横で見ていて、はてな?と思わなくもありません。
 
これは一体、誰のための企画なんだろう、と。
 
自社ブランドの宣伝、ないし愛着感を持ってもらうための仕掛けとして、「ニクレンジャー」を企画するということには、もちろんなんの疑問もありません。ボツ企画として捨ててしまった、その経緯をネタとして公開するのも、アリだと思います。
 
そこに他の企業が面白半分に次々乗っかってくる・・・まあ、素晴らしいノリの面白い話ではあるのですが、この、各社が投入してきたヒーローたち。
 
 
 
どれもこれも素敵で、いや、どうも松屋だけは手抜きの跡がみられる気もしますが(笑)、それぞれ強烈な個性のあるキャラクターをデザインしているわけですが。
 
これは一体、誰がデザインして、誰が作画したものなのだろう・・・そんなことを考えてしまうのです。
 
たてつけ通り、これが自然発生的な「ノリ」だけであるのなら、これだけの労力をかけて、一体どれだけの見返りがあったのか、やや疑問に思えてしまいます。見ていて面白い、とは思うんですが、あまり再現性や永続性はない企画ですよね。
 
もちろん、これが自然発生的なコラボに見せかけた、実は周到に計算された広告企画であるなら、どこかで費用対効果の算盤が弾かれているはずですので、おそらくキャラをデザインした人にも、相応の対価は渡っているはずです。まあ、話題性によるメディア露出も多かったようなので、その辺りは問題なくクリア、できているのかもしれませんが。
<2に続く>